英語そのものが目的だと続かない

【三宅】最後に英語学習者の方へのメッセージをお願いいたします。

三宅 義和『対談(3)!英語は世界を広げる』(プレジデント社)

【鈴木】僕もまだまだ発展途上なので偉そうなことは言えませんが、やはり英語そのものを目的にしてしまうとモチベーションが長続きしない気がしています。あくまでも何か大きな目標に対する手段として捉え直すといいのかなと思います。僕の場合、それは自分の世界を広げることであり、英語を学んできたことによって人生が豊かになっていくことを日々実感しています。

それに手段だと考えると必ずしも完璧を目指す必要はないわけですから、日本語訛りの英語でまったく問題ないと思います。これは自分にも言い聞かせていることですが、大事なことは完璧な英語ではなくても自信を持ってコミュニケーションをとること。英会話のうまい下手は、最終的には姿勢の問題なのかなと思います。

【三宅】今日はどうもありがとうございました。

〔ヘアメイク=宮田 靖士(THYMON Inc.)スタイリスト=徳永 貴士〕

鈴木 亮平(すずき・りょうへい)
俳優
1983年、兵庫県生まれ。東京外国語大学卒業。英検1級の資格をもつ。2006年日本で初めての水着キャンペーンボーイに選ばれる。同年テレビ朝日系ドラマ『レガッタ』で俳優デビュー。映画『椿三十郎』『カイジ 人生逆転ゲーム』『HK/変態仮面』『海賊とよばれた男』、フジテレビ系ドラマ『メイちゃんの執事』、NHK連続テレビ小説『花子とアン』、NHK大河ドラマ『西郷どん』などに出演。
三宅 義和(みやけ・よしかず)
イーオン代表取締役社長
1951年、岡山県生まれ。大阪大学法学部卒業。85年イーオン入社。人事、社員研修、企業研修などに携わる。その後、教育企画部長、総務部長、イーオン・イースト・ジャパン社長を経て、2014年イーオン社長就任。一般社団法人全国外国語教育振興協会元理事、NPO法人小学校英語指導者認定協議会理事。趣味は、読書、英語音読、ピアノ、合氣道。
(構成=郷 和貴 撮影=原 貴彦)
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