あなたにとっての一冊
自分をさらけ出していない「カルテ」だと、当たり障りのない選書になってしまいます。まず嫌なことから書くべきです。嫌なことに1度向き合わなければ、前には進めません。
もし、あなたにとっての一冊を探すなら、この「カルテ」をご自身で書き込んでみるのもいいし、あるいはご自分の年表、自分史を作ってみたらどうでしょうか。いわば自分を時間の中に置いてみる作業です。ゆくゆくは誰しも死んでいくけれども、それまでに何をしたいのか。年を取るにつれて可能性が減っていく中で、したいことは何か。本当の優先順位を、ご自分で考えてもらいたいのです。本当の答えはすでにあなたの中にあるし、それがあなたの愛読書を見つけてくれるでしょう。
品格を上げるポイント:1つのことについて読み込み、背景を知る