衣替えの季節になり、街には軽やかな服装が目立ちはじめた。ただ、アパレル市場は不況下での買い控えもあり、2008年から下降に転じている。それまで10兆円を維持していた総小売り市場規模が大台を割り込み、今年になってもその傾向は続いている。背景には、デフレ進行下での低価格帯商品の投入もあり、紳士・婦人用スーツも例外ではない。
紳士服・婦人服の小売市場規模推移
スーツの価格は、バブル期のブランド志向による高価格、それが崩壊した後の価格破壊と大きく変遷した。デパートで10万円超は当たり前だったものが、バブル崩壊後は一転しての価格破壊。1万円を切るスーツも登場して話題を呼んだことは、まだ記憶に新しい。ブームも一段落し、現在の男性スーツの平均購入価格は2万4000~2万6000円だという。
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