商品を開発したり、新たなビジネスを始めたりする際に、よく行われるのがマーケティング・リサーチです。マーケティング・リサーチの基本は、顧客に「なぜ」と聞いて答えを出すことです。しかし、私は、マーケティングにおいて、顧客に「なぜ」と聞いてはいけないと考えています。
なぜなら、顧客に「なぜ」と聞いても、顧客が答えを持っているわけではないからです。合理的な理由づけを相手に強制することになりがちで、その答えは本心からのものとは言えないのです。100人が「欲しい」と答えたからといって、その商品が売れるとは限らないのが現実です。
私は、「なぜ」と聞くべき対象は顧客ではなく、「自分」ではないかと考えています。顧客が「これが欲しい」と言っているからつくるのではなく、「これをつくろう」という自分の確信を問い直すのです。ほかの人がどう思っているのか、本当のところはわかりません。しかし、自分が何かを見て感じたことは、確かなことです。確実なことを調べたほうが、より生産的ではないかと思うのです。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告最小化で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント
