【基本のフレーズ】

◆~いかがでしょうか。
――「進行状況はいかがでしょうか」「その後いかがでしょうか」など催促フレーズの定番。

◆~につきましてご確認いただけないでしょうか。
――頭ごなしに相手の非と決めつけるのではなく、遠回しながら速やかに対応してほしいときに。

◆ご多忙のところ申し訳ありませんが~
――催促の目的は相手の非難ではない。あくまでも相手を尊重しつつ、遠回しに意図を伝える。

◆ご連絡をお待ちしております。
――連絡をもらえれば状況は動く。「ご一報だけでもいただけませんでしょうか」でもいい。

◆無理を承知で申しますが~
――相手から具体的な反応がみられないときに、要望を直接伝える場合の前置きフレーズ。

◆いろいろとご事情はあろうかと思いますが~
――かなり強い要望を示すフレーズ。「こちらにも事情がある」という意味になるので注意。

◆~は難しいということでしたら、~ではいかがでしょうか。
――代案を示して妥協点を探るのも交渉。どれだけ譲るかは相手との関係性による。

◆~はごもっともです。しかし見方を変えれば~
――相手の意見に対し異論がある場合は、相手を肯定してから自分の意見を示す。

◆また次の機会によろしくお願いいたします。
――交渉が成立しなかったときの常套句。「次の機会」の有無とは無関係に使える。

【“逆効果”の恐れがあるフレーズ】

◆至急ご連絡をお願いいたします。
――相手の対応遅れで催促するのであればOK。自分勝手なお願い事で使うのはNG。

◆なぜ、ご連絡いただけないのでしょうか。
――相手の非と決めつけてはいけない。まず、メールが届いているかどうかを確認すること。

◆ご失念かもしれませんが~
――「失念」かどうかはわからない。込み入った事情があるのかもしれない。決めつけはNG。

◆誤解されているようですので、あらためて事情を~
――「相手が誤解している」ではなく「こちらの説明不足」と言い換えたほうがスマート。