従来の価値観とはまったく異なる新人類だと呼ばれた彼らも、今では管理職。適応力はあるものの昭和的な会社人間の価値観が抜け切らないのが困ったところ。

「70年代初頭に入社した人たちはどんどん新しい市場を広げていく時代だったのですが、この世代になるとマーケットはすでに安定期にあって、商品を拡大して浸透させていくことの精度が求められるようになっていました。ですので、PDCAをキチッと回して、仕事量も多くこなして、その結果、足腰もわりと強い人ができていると思います。問題意識を持つというより、着実にいろんなことをやりながら結果を出していく、調整型の側面を持っている世代といえるのではないでしょうか」

▼この世代との接し方のコツ
ネアカが肯定された時代育ちなので、面白く軽いノリが好きで、深刻なのは嫌い。あなたが部下なら雑談時に「ウルトラマンや仮面ライダーは初期シリーズが最高ですよね」と元祖サブカル世代へのリスペクトを示せば、「わかってるね」と距離が近くなるかも。
関連記事
平成ゆとり、昭和バブル……職場の“世代間ギャップ”にどう対応する?
ハロウィン人気を支える「さとり世代」横社会の拡大
上司のタイプ別「株が上がる報告のコツ」
「傲慢なエリート」が時代遅れになる理由
一瞬で嫌われる「上司へのNG言動」ワーストランキング12