重松さんから田原さんへの質問
Q. シェアリング・エコノミー、将来はありますか?
【田原】面白いと思いますよ。いまはタクシーのUberや民泊のAirbnbが注目されていますが、遊休スペースをマッチングする重松さんのサービスをはじめ、ほかにもいろんなシェアが出てくるんじゃないですか。日本は生産人口が減って、これから人手不足が加速します。いま働いていない人にも活躍してもらわないといけないから、家事代行や保育、介護などの分野で有望なシェア・ビジネスが現れる気がします。
日本は規制が厳しいからシェアリング・エコノミーは発展しないという人もいるけど、僕は違うと思う。シェアで世の中がよくなるという未来図を示していけば、必ず道は開けるはずです。
田原総一朗の遺言:「未来図を示せば、道はひらける」
1934年、滋賀県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、岩波映画製作所入社。東京12チャンネル(現テレビ東京)を経て、77年よりフリーのジャーナリストに。若手起業家との対談を収録した『起業のリアル』(小社刊)ほか、『日本の戦争』など著書多数。