【悪徳歯医者からのアドバイス】

悪徳歯科医師であるタケシは、歯科医師の黄金時代にお金を儲けるだけ儲け、今では若い歯科医師を安くこき使い、自分は経営に専念している。他方、息子のヒロシは構造不況の歯科医業界で、父親の反対を押し切って独立開業した。ある日、タケシは久しぶりに息子ヒロシの歯科医院の前を通り過ぎて愕然とした。看板はボロボロ、患者は少ない、従業員には生気がない。息子のヒロシが心配になったタケシは、慌てて問題点を洗い出し、手紙でアドバイスをすることにした。(前編のつづきです)

ヒロシへ。

やっぱり運営方針を見直す気はないのですね。周りの同業者はみんなおまえのことを悪し様に罵ります。お父さんも正直腹が立っていますが、おまえも一人前の大人ですから、これ以上は言いません。ただ、おまえがそうやって下手な商売を続けていって、負け組歯医者になるのだけは見ていられないのです。