私、これでスマホ中毒をやめました
このように、行動志向の習慣行動かつホットポイントをつく行動にするためには、次のような質問を投げかけてみてください。
Aさんの事例を見てみましょう。
Aさんは、スマホを夜遅くまで見て、寝不足になっています。さらに時間をムダ遣いしている感覚が強くなっています。夜はしっかり眠り、本を読んだり、資格の勉強をしたりしたいのですが、なかなかやめることができません。
そこで、「スマホを見すぎない」という目標を立てましたが、これではうまくやめることができませんでした。どうすればいいのでしょうか?
「スマホを見すぎない」という曖昧かつ、行動志向ではない習慣行動を3つの質問で変えていきましょう。
質問1:「で、結局何をする?」(行動を明確にするための質問)
行動→SNSやLINEを見るのは、電車の移動中だけにして、家に帰ったら、スマホの電源をオフにする
質問2:「何をするとその行動は止まる?」(悪い行動の発動を止める行動を明確にする質問)
行動→スマホの電源をオフにして、さらに、それを自宅のリビングや自室ではなく、玄関の郵便受けあたりにおいて、自分との距離を置く。朝、出かけるときに取りに行く。
質問3:「その行動が満たす欲求を別の方法で満たすとすると?」(代替行動を探る質問)
行動→スマホの代わりに、ジャズ音楽を聴く。ジャズ音楽を聞きながら暗い部屋に入れば自然に寝ることができる。
と答えました。
最終的に、「スマホは郵便受けに入れる。スマホの代わりにジャズを聴く」と決めました。
このように、悪い習慣を断ち切りたいとき、「~しない」と決めたら、一歩踏み込み「そのために、~する」と決めましょう。