コツは、すべてを受け入れる究極の「素直さ」
一方、起こったことや環境を受け入れると、自分でできることを探すこととなります。そうすると、対応が前向きになり、新たな展開が始まると思います。
松下さんは「逆境も、順境もそれを素直に受け入れ、逆境のときは卑屈にならず、順境のときにはうぬぼれないことが大切だ」とおっしゃっていますが、どんなときにも、素直でいることが大切です。そして、環境を前向きに受け入れられれば、感謝の気持ちが生まれ、それが「利他心」にもつながりますね。
1957年生まれ。京都大学法学部卒業後、東京銀行入行。86年米ダートマス大学経営大学院でMBA取得。帰国後、経営戦略業務などに携わったのち、岡本アソシエイツ取締役就任。96年小宮コンサルタンツ設立。企業経営の助言の他、講演や執筆も。最新著は『松下幸之助 パワーワード ―強いリーダーをつくる114の金言』(主婦の友社)、『小宮一慶の1分で読む!「日経新聞」最大活用術 2015年版』(日本経済新聞出版社)、『No1コンサルタントが教える 20代の後悔しない働き方』(青春出版社)、『一流に変わる仕事力』(中経出版)など。