生活改善リスト
さらりと爽やかな日々をおくろう

脂っこくてしょっぱい料理はダメとは言わないが、たまににしよう

同じ血管系のトラブルなので、お勧めは心疾患予防の食材と重なる。控えたいのは動脈硬化を引き起こすコレステロールや脂肪の多い食事。ロースカツよりはヒレカツ、牛バラ肉よりは鶏の胸肉をチョイスしよう。血圧を上げる塩分も抑えたい。塩分を控えると味が物足りなくなるが、代わりにカツオやコンブのだしを活用するのも知恵だ。また、寝る前に水を1杯飲む習慣をつけるのもいい。寝ている間に汗をかいて血液の濃度が高くなるのを防ぐためだ。

シャワーより湯船につかってビバノンノン

生活習慣病予防によいとされるリラックス入浴法を紹介しよう。温度は39度くらいのぬるめのお湯。すると、交感神経優位が副交感系神経優位に切り替わり、緊張が解け、リラックスできる。みぞおちくらいの深さで、浴槽を出入りしながら20~30分。

新しい朝が来たラジオ体操でイチ・ニ・サン!

ラジオ体操は、実はとても優れたエクササイズ。正しいやり方で行うと、運動強度は安静時の4~5倍。速足よりも消費エネルギーは多いのだ。しかも体への負担は低い。寝る前よりも、脳が眠りから覚め、交感神経を活性化する朝の習慣にするほうがいいだろう。

生活習慣総合研究所所長 工藤一彦 
1947年生まれ。信州大学医学部卒。防衛医科大学講師、女子栄養大学教授などを経て現職。著書に『健康常識にダマされるな!』(監修)など。
(永浜敬子、遠藤成=文)
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