もし、今、お子さんと同居されているなら独立させてください。親御さんと住むと世話をしてもらえて居心地がいいため、婚期を遅らせる原因になります。1人で暮らせば、掃除、洗濯など自分でしなければなりません。人恋しさもありますから、結婚に目が向きやすいんですね。それに、家事ができる男性は女性受けもいい。特に仕事を続けていきたい女性にとって、家事の分担は結婚の必須条件ともいえるのです。

さらに申し上げるなら、女性との接し方も伺ってみてください。アイドルを追いかけるような男性は、生身の女性と付き合った経験が乏しく、女心がわからない。交際を始めても、断られてしまうことが多いのです。

以前、女性会員の方からこんな報告を受けました。お二人で動物園に行ったところ、お相手の男性は自分の入園券しか買わなかった、と。早起きしてお弁当まで作っていった女性は、「大人1枚」の言葉に唖然とされたそうです。自動販売機でジュースを買うのもやはり自分の分のみ。当然、交際はなくなりました。

この男性の場合、悪気はなく、女性に対する振る舞い方を知らないだけ。直したほうがよい点があれば率直に伝えるのが私の“親心”ですから、「1000円ぐらいの入園券は男性が払わないと。飲み物を買うときも、自分が喉が渇いていたら当然相手も一緒なのよ」と申し上げました。食事代を1円単位で割り勘にしたり、割引券を使ったり、あと、タバコを吸う方も嫌われますね。

そのほか、諸々ご成婚に至るまで言いにくいことを申し上げることもあります。それはひとえに、お幸せになってほしいから。人からのアドバイスを素直に聞ける方はご成婚の確率は高いですよ。入園券や飲み物を自分の分しか買わなかった男性がご成婚になったときは、自分の息子のとき以上に嬉しかったです。

みのり会会長 
藤田孝子

東京・成城と田園調布にある結婚相談室、みのり会の会長。コンピュータに頼らずに人柄、個性を見極めた紹介で、高い成婚率を誇る。2013年で開室47年目。