月日が経つにつれて必要な支援は変わりつつあります。私が代表を務める「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は2011年4月から物資支援を中心に活動し、日本最大級のボランティア組織として注目されるようになりましたが、11年の夏を過ぎてからは軸足を「仕事」「教育」「心のケア」の3本柱に移して支援を続けています。

仕事についていうと、養うべき家族をなくして働く気になれない人もいます。必要なのは、単に雇用を創出するだけでなく、仕事にやりがいを見出して、ふたたび前を向くためのきっかけづくりです。そこで始まったのが、「重機免許取得プロジェクト」「ミシンでお仕事プロジェクト」「手に職・布ぞうりプロジェクト」などです。