オリックス シニア・チェアマンの宮内さんが3分間レッスンの読者のみなさまの質問にお答えします。(2021年4月12日レター)

【読者】運送業を営む社員200名ほどの会社のトップに、外部からスカウトされて就任する予定です。私が見るところ、会社の問題点として、デジタルシフトが遅れていること、営業のやり方が属人に頼っていてシステム化されていないこと、社員のローテーションの効率が悪いことなどさまざまな改革が必要です。そこで、これまでのやり方を変えるためには、経営幹部の降格が避けられないと考えています。

この会社では降格という前例がなかったため、良い意味でも悪い意味でも大きな刺激を与えることになると思います。それでも降格人事を行い、変化の波に対応できる人材を配置して組織改革をすすめ、会社の立て直しを成功させたいと思います。降格人事を行う際に気をつけるべきこと、大事なことはどんなことでしょうか? 宮内さんにご教示いただければと存じます。

(構成=今井道子)