今回は、安部さんがバトンをつないだ現社長・河村泰貴さんのお話です。なぜ、安部さんは河村さんを選んだのか、詳細に語っていただきました。社歴でも、学歴でもない、トップマネジメントに求められる本質的なスタンスが見えてきます。(2021年2月8日レター)

当社の社長である、河村泰貴のことを語ってみよう。

最初に彼を私の“ノート”にノミネートしたのは、セゾン総合研究所というシンクタンクに出向させたときだった。1997年、彼はまだ30歳くらい。出向先での、彼の直属上司(主任研究員)が、たまたま私の知り合いだったこともあり、さまざまな本音トークを聞いた。2年あまりの出向のあと、その上司が「過去に吉野家からも、セゾングループからも何人も預かったが、河村が抜きん出て出来がいい」と話していた。