機能も情報もあふれる時代、余計なものを削ぎ落とし、本質を際立たせることが求められている。そんな「引き算思考」について、マーケティングに詳しい岩崎邦彦教授に聞いた。
機能が多い商品には拒否感を抱く人が多い
日本社会は成熟し、モノも情報もあふれています。かつては「1台複数役」の多機能商品や詰め込み型のサービスが歓迎されましたが、今は違います。消費者は機能過剰や情報過多に疲れ、シンプルなものを求めています。
マーケティング戦略を学問領域にしている私が「引き算の思考」に注目したのは、2000年代初めのことです。まだ日本の大企業の多くが「盛りだくさん」を競っていました。たとえば、大手家電メーカーは、レシピを音声で教えてくれる電子レンジや天気予報を表示できる冷蔵庫、着うた対応の炊飯器などを続々と発売していました。
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