「腎臓は金になる」…恐怖に支配された詐欺施設の内部

シュー氏が行き着いたのは、中国との国境近くにあるコーカン自治区の首都ラウカイの詐欺センターだった。そこで彼の目に飛び込んできたのは、凄惨な光景だ。

「施設内には傭兵がいて、大勢の中国人が棒で尻から下の部分を殴られていました」。「彼らは『腎臓は金になる』と言いながら、尻から下だけを狙って暴力を振るうのです」。反抗する労働者たちに臓器摘出を匂わせ、恐怖を植え付けるための手段だった。

詐欺センター内では毎日のように誰かが暴力を受けており、さらに悲惨な事件も起きた。ある労働者が反抗して銃を奪い取り、乱射事件に発展したのだ。「最終的には11人が撃たれ、うち4人がその場で命を落としました」とシュー氏は語る。