運がとても悪い人の5割がおみくじを引かない
あなたは、自分の運がいいと思うだろうか。それとも悪いと思うだろうか。答えは人それぞれだろうが、あなたの答えはおそらく正しい。というのも、「運がいい」と思っている人は、運がよくなるし、「運が悪い」と思っている人は、運が悪くなるものだからだ。
松下電器産業(現パナソニックHD)創業者である松下幸之助は、社員の採用試験の面接で、最後に「あなたは運がいいか」と質問し、「イエス」と答えた応募者を入社させたという。「経営の神様」とも呼ばれる松下幸之助はなぜ、運のよし悪しを尋ねたのか。それは、「自分は運がいい」と信じている人に、外面的な人間関係、内面的な人間性の両面において、アドバンテージがあると考えたからだろう。
そこで、本誌では、ビジネスパーソンが「自分の運」についてどう考えているのか、運がいい人の習慣とはどのようなものなのか、約1700人を対象に、アンケート調査を行った。
その結果、運が「とてもいいと思う」が21.2%、「いいほうだと思う」が68.1%を占め、なんと9割近くの人が、「自分は幸運」と思っていることが明らかになった。運がいいと思う人は「初詣」を毎年欠かさず、お賽銭も1000円以上入れる人が増える。縁起物を取り入れたり、おみくじを引いたりするのにも積極的だった。反対に、「とても悪いと思う人」は、5割がおみくじをまったく引かず、縁起のいい行動やモノも、まったく取り入れていないことがわかった。
信心深い人は、他者への感謝を忘れないタイプだから、運がいいのかもしれない。初詣に行くのも、「神仏に守られているおかげ」と、信じている証しだろう。ゲンを担いだり、縁起物を好んだり、おみくじを引いたりするのも、「神仏に人生の導きを与えてもらいたい」といった、謙虚な姿勢の表れともいえる。そうした心がけのいい人は、周囲から信用され、支援されて、成功しやすいとも考えられる。
安田銀行(現・みずほ銀行)などの安田財閥を一代で築いた安田善次郎は、担保に依存せず、取引先の「人」のチェックも怠らなかった。たとえば、土地を買う前には、地主の菩提寺や氏神にも参拝したという。寺社が手入れされていれば、住民の生活態度もしっかりしていると推察され、地価も下がらないと判断したといわれている。
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