「ピープルファースト」を掲げた魚谷前社長の経営
藤原社長の前任の魚谷雅彦代表取締役社長CEOは、2014年から2024年までの在職期間中にさまざまな取り組みを遂行してきました。就任後“PEOPLE FIRST(ピープルファースト)”を掲げ、資生堂の事業は「人」がすべてであり、社員を示すピープルを中心に経営する意向を示しています。
ピープルファーストとは、ステークホルダーの真ん中にピープル(社員)がいて、その横に株主と社会が存在することから、社員に活力があってこそ、ステークホルダーの利益につながるとの考えを意味し、この考えがグローバル全体に浸透していくことになります。
魚谷前社長は、『ハーバードビジネスレビュー2022年5月号』のインタビューにおいて、「社員は、会社の掲げるパーパスや経営ビジョンに共感することで、モチベーションが上がります。意欲を高く持ち続けて現場で頑張ることが、イノベーションにつながります。より魅力的な商品やサービスが生まれれば、お客様にも喜んでいただける。その結果として、売上げや利益が伸びていく。そうして、パートナーやサプライヤー、株主などのステークホルダーに還元されるのです」と述べ、ピープルファーストが利益創出のための“正のスパイラル”を生み出すことを示唆しています。
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