「繰り上げ受給」も「繰り下げ受給」も少数派

年金受給開始は65歳が基準ですが、受給額を減らして60歳から受け取る「繰り上げ受給」と、受給開始を遅らせて受給額を増やす「繰り下げ受給」の選択肢があります。

それぞれオレンジと青の年金手帳
写真=iStock.com/Wako Megumi
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しかし、判断が難しいからか、これらを選ぶ人は少数派です。日本年金機構の調べによると、2022年度末時点で繰り上げ受給を選んだ人は国民年金で約10.8%、厚生年金で約0.7%、繰り下げ受給を選んだ人は国民年金で約2.0%、厚生年金で約1.3%にとどまりました。