アウトプットすると脳内のネットワークが強化される
脳の基本的な仕組みとして、アウトプットすると脳内のネットワークが強化されることが知られています。たとえば、漢字を覚える際、見るだけでなく書いたほうが記憶の定着が良くなります。英単語も書くだけでなく発音しながらやると良いことは、よく知られているでしょう。放っておけば忘れてしまうような自分の体験も、人に話すことで記憶に残るということがあります。これもアウトプットの効果です。
「明日あの人に会ったら、この話をしよう」。そんなふうに考えることが、誰にもあると思います。「この情報をブログにアップしよう」「このアイデアを企画書に盛り込もう」という具合に、体験や情報を頭の中に留めておいて、アウトプットするのは日常茶飯事です(図表1)。ただ多くの場合、何気なくやっていて無意識です。無意識の場合、たまたまその必要に迫られればするけれども、その機会がなくなるとしなくなることも考えられます。今、アウトプットをする機会が十分にある人は、ぜひ適当にやり過ごさず、機会を活用するのが良いと思います。最近そのような機会が少ないと感じる人は、意識して作ることをおすすめします。
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