私は開戦前にどう見ていたか
ロシアがウクライナ周辺に展開させていた「能力」を当時の私がどう見ていたかを、もう少し詳しく見ていきましょう。
今回の戦争が始まる直前、ウクライナ国境に集結したロシア軍の規模を15万人程度(親露派武装勢力等も含めて最大19万人)であるとアメリカは見積もっていました。当時のロシア陸軍が採用していた基本的な戦闘単位である大隊戦術グループ(BTG)換算では、125個という評価も伝えられていました。
問題は、この数字をどう解釈するかです。開戦前のロシア陸軍は概ね28万人程度とされ、このほかに海軍歩兵部隊(西側でいう海兵隊)や独立兵科である空挺部隊を合わせると、地上兵力は36万人程度と見積もられていました。この意味では、動員可能な兵力の半分も集まっていないではないかという評価もできるでしょう。
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