椅子は目的ごとに種類を分けるのがベスト

もうひとつ、歯磨きのついでにやりたい習慣があります。それは、鏡のなかの自分に向かって「今日も元気でよかったね」と話しかけて、ニッコリ笑顔をつくること。

大人になると、誰かからほめてもらったり、本音を聞いてもらう機会はそうそうありません。普段から、自分で自分のごきげんをとるクセができると、心がやすらかになります。歯磨き、笑顔の声かけのときは、足底や姿勢も意識してください。余計な力みが抜けたからだで、かかとと足指のつけ根でしっかり地面を押しながら、よい姿勢でとり組みましょう。

いすは、目的ごとに変えるのが理想です。できれば2種類は使い分けましょう。

【図表4】椅子は目的によって使い分けたほうがいい
椅子は目的によって使い分けたほうがいい[出所=『死ぬまであるくにはかかとをトントン鍛えなさい』(SBクリエイティブ)]

食事はすわる面が硬めで背中と座面が90度にまっすぐになるいすがベスト。こぼさないように猫背になっている人がいますが、せめて食事中だけは足底に力を入れてよい姿勢で食べましょう。リラックスタイムには、長時間すわってもつかれない、からだを包み込むようないすやソファーを。クッションを使うと、腰の負担が軽減します。

ただしすわりすぎは禁物。1時間に1回は立ち上がるか、体操をして!

(初公開日:2024年11月10日)

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