「最近どう?」より効果的な質問

例えば週に1回、日曜日の夜8時に電話する、という具合に決めておくのはどうでしょうか。すると親も「そろそろ電話が来る時間だな」と分かってくるので、お風呂に入っていて出られなかった、という行き違いも避けられます。

せっかく電話をするのなら、要件だけで済まさずに、あえて雑談をちょっとだけ混ぜてみてください。「最近どう?」というあいまいな質問だと答えにくいので、「食事はちゃんと食べてる?」「最近よく眠れてる?」などと聞けば、こちらが心配していることもしっかりと伝わります。

平松類『老いた親はなぜ部屋を片付けないのか』(日経プレミアシリーズ)
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本当はあまり食べられていなくても、眠れていなくても、なかなか正直に言ってくれないということもあるでしょう。それでも、あなたを気にかけているという気持ちは伝わります。

また、独居になったとたんに地域で孤立してしまうことを防ぐために、近隣のカルチャーセンターやジム、音楽教室など、ある程度人とコミュニケーションをとる場を持っておけるとよいでしょう。

本当は「親しい友人を作って」と言いたいところですが、人と深い関係を作ることはなかなか難しいものです。カルチャーセンターやジムなどのように有料の場であれば比較的気が楽ですし、参加している人の興味・関心も似ているので入っていきやすいというメリットがあります。ぜひ検討してみてください。

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