こんなときどうする?4 「やせたね!」とほめたつもりが…
話題にした内容が、気にしていたことだと後で聞き、
言ってしまったことを後悔……
言ってしまったことを後悔……
こちらとしては軽い話題のつもりで言ったことが、意図せず相手を傷つけてしまう。どんなに気をつけていても、残念ながらそういうことは起こり得るものです。
たとえば、ダイエットをしているのかと思い、「やせたね!」とほめたつもりが、実は本人が最近食欲がなくてやせてしまったことをとても気にしていたらしい……。そうと知っていたら言わなかった言葉。その場では本人も周りも特になにも言わなかったけれど、自分の不用意な発言を後悔していたたまれない気持ちに……。
あなたなら、どうしますか?
NG
直接もしくはメールなどで「この前はすみませんでした」と蒸し返して謝る
OK
初めからパーソナルな話題には触れないように話題を選ぶ
Recovery(大丈夫!)
相手に関する“別の話題”について「聞きたい」「知りたい」と伝える
直接もしくはメールなどで「この前はすみませんでした」と蒸し返して謝る
OK
初めからパーソナルな話題には触れないように話題を選ぶ
Recovery(大丈夫!)
相手に関する“別の話題”について「聞きたい」「知りたい」と伝える
その場で相手の気持ちに気づければ、すぐに謝ることもできますが、案外、相手も気をつかって気にしていないふりをしていることもあります。相手のとりつくろった笑顔に安心して、その気持ちに気づけなかったなんてことも少なくありません。
「失敗した!」と思うほど、「早くなんとかしなければ」と焦ってしまいがちです。いきなり相手のところに走って行って、「気にしていたって聞きました。本当にごめんなさい」なんて深々と頭を下げる。これは一見すると誠実な行動に見えますが、ちょっと冷静に立ち止まりましょう。
「なんとかしよう」とすることが、かえってさらに相手を傷つけてしまうこともあります。そもそもその場で、気にしていることを悟られないように振る舞っている時点で、それは相手にとって隠しておきたい感情なのかもしれませんよね。そこをあえて蒸し返して謝るというのは、相手のためではなく自分のためになってしまってはいないでしょうか。