「お米を食べると太る」は間違い

「お米を食べると太る」と言う人がいますが、私は間違っていると思っています。

お米は食べすぎると太る可能性がありますが、お米の良さはパンのように塩やバターなどの味付けをする材料を使わなくていいことです。

米を炊く際に加えるものは水だけです。これだけでも、主食としてのカロリーが違います。

お米は炊飯しても粒状なので、消化に時間がかかり、腹持ちが良くて間食をしなくて済みます。また、良く噛むために満腹感が得られ、食後の血糖値の急激な上昇を抑えられます。

糖質制限ダイエットをされている人もいますが、きちんと栄養を摂取しないとダイエットも失敗に終わります。

ご飯を食べるのは「寝る2時間前まで」

糖質を制限するのではなく、お肉や食物繊維を多く含んでいる野菜などと一緒に食べていれば、糖質の吸収も抑えられます。その点でも、お米は他の食材と合わせやすい点が有効に働いてきます。

ただし、当然ですが食べすぎれば太るので注意が必要です。

温かいご飯だとつい食が進んでしまい、食べすぎてしまいます。ご飯を食べる前に、食物繊維などの多い野菜類を食べてから、ゆっくりご飯をよく噛んで食べましょう。

夜遅くに食べるのも良くありません。夜遅くに食べた分のエネルギーが消費されないと脂肪として蓄積され、太る原因になります。寝る2時間前までには食べるようにしてほしいです。

ダイエットには「おにぎり」が向いている
写真=iStock.com/petesphotography
ダイエットには「おにぎり」が向いている(※写真はイメージです)

ダイエットには「おにぎり」が向いている

ちなみに、同じご飯でも冷や飯にした方がダイエットには向いています。

冷めたご飯には、レジスタントスターチ(軟消化性でんぷん)が多く含まれ、このレジスタントスターチは大腸まで届き食物繊維と同じ働きをすると言われます。

そのため、「ハイパー食物繊維」「痩せ成分」とも言われ、ダイエット効果が注目されています。

冷や飯で食べるものは、おにぎりが代表的でしょう。おにぎりは具材も豊富にアレンジできて飽きにくく、食べた量も個数という形で管理しやすいので、摂取カロリーを計算しやすくてダイエットには向いているでしょう。