ビタミンB1が4倍、抗酸化作用を持つビタミンEが5倍
また、玄米は身体に良いとわかっていつつも、なかなか食べにくいという方には、糠を取り除いた「胚芽米」もおすすめです。
胚芽米は、お米の芽が出てくる部分である胚芽を8割以上残したお米で、白米との比較でビタミンB1が4倍、抗酸化作用を持つビタミンEが5倍、食物繊維が3倍含まれるといわれます。
さらに、血圧を下げたり、ストレスを緩和したりする効果があるといわれる「GABA」も含まれています。
さらに高度にした「金芽米」
さらに、胚芽米をさらに高度にした「金芽米」というお米も注目されています。
金芽米とは、特別な精米方法により、3割以上のお米の金芽を残すとともに、すべての亜糊粉層を残したお米のことです。
金芽とは、胚芽から舌触りの良くない「幼芽」や「幼根」を取り除いた胚芽の基底部のことで「胚盤」ともいいます。金芽には、ビタミンB1やビタミンEが豊富に含まれています。
亜糊粉層とは、通常の白米になる部分と糠の間にあるミクロン単位の非常に薄い層で、お米のうま味の素となるオリゴ糖類や食物繊維などを多く含んでいます。
また、この「金芽米」への精米に向く品種として「きんのめぐみ」が開発されています。