日本の立場でニュースを発信するはずが…
この「国際放送」は国内向けの放送とまったく意味合いが違う。テレビとラジオそれぞれで海外に向けて放送されているもので、その一部は総務大臣の要請を受けて行う「要請放送」と呼ばれ費用も国から出ている。国民に向けて行う通常の報道とは違う役割も持たされており、外国に向けて日本についての理解を促す意図も含んでいる。
そんな国際放送で、よりによって中国の立場を主張する放送をしてしまったのは、あってはならないことだ。それほど大勢が聞いているわけではないともよく言われるのだが、そういう問題でもないだろう。日本の立場で発するべき放送が、中国に入れ替わってしまうとは、どうやっても取り返しのつかない不祥事だ。
3日後の8月22日、NHKの稲葉延雄会長は、自民党の会合に出向いて謝罪した。そして26日には夕方の総合テレビでも謝罪。政権にも国民にも謝りまくった形だ。
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