嫉妬心を成長のための刺激にする
これは、勉強や運動のライバルや、何かと恵まれている人に対しても同じこと。
妬みそうになったら、とにかくほめちぎる。「心にもないこと」でも効果があります。
「すごいね」
「自分にはとても真似できない」
「才能あるね」
「センス、抜群だね」
など、どんどんほめましょう。
ほめるとふしぎと嫉妬心がスーッとなくなります。ほめ言葉の持つプラスのパワーは、嫉妬心から生じるマイナス気分を払拭してくれるのです。
人をほめるもう一つのメリットは、本心からでなくてもけっこう気分がよくなることです。相手にしても、妬まれるよりはほめられたほうがうれしいに決まっています。お互いの関係がさらによくなることはあっても悪くなることはありません。
ほめ言葉は自分に対しても、他人に対しても、上手に使うべし。いたずらに人と比べることが減り、コンプレックスを感じることが少なくなります。
また人のよいところを認めると、「嫉妬心」を「自分が成長するための刺激」に変えることも可能になります。
シェイクスピアは嫉妬について、『オセロー』の中で次のように言っています。
お気をつけください。嫉妬に。あれは緑の目をした怪物。
ひとの心を餌食にしてもてあそぶのです。
ひとの心を餌食にしてもてあそぶのです。