「論破」は人間関係を破壊する

「論破」の破壊力は、それ以上です。

相手に指を差して話す人
写真=iStock.com/Atstock Productions
※写真はイメージです
林健太郎『「ごめんなさい」の練習』(PHP研究所)
林健太郎『「ごめんなさい」の練習』(PHP研究所)

10回、いや5回で壺の寿命がくるかもしれません。論破というのは、自分とは異なる意見を持つ相手を「おまえは間違っている!」と一方的にねじふせる、きわめて強引な方法です。

論破された相手は、一見納得した顔をしているように見えても、内心は「この人には近づきたくない」「もう関わりたくない」と思っているはず。

「ごめんなさい」が必要な場面というのは、「この人との関係を、これからも続けていきたいか」を問われている分岐点に立っているともいえます。あなたにとって、目の前の相手は、どれくらい大切な人でしょうか。

【関連記事】
「偉いね」「いい子だね」の声かけが子供をダメにする…「褒められ中毒」になった子が大人になって直面する困難
二流、三流の人は職場のイライラを他人のせいにする…ブッダの教え「一流になる人が持っている4つの心」
なぜ「人間関係=面倒臭い」と考えてしまうのか…大人になっても友達ができる人に共通する「愛着スタイル」とは
これで初対面のどんな相手でも一気に距離が縮まる…コミュ力の高い人が頻繁に使っている"5文字の言葉"
「バカなの?」「はい論破」…無意識に攻撃を仕掛けてくる人の口を封じる3つの短い"切り返しフレーズ"