「ときどき食べない」ことが、胃腸の休息につながる
基本的には、プチ断食は毎日実践する必要はなく、「週に3回くらい」が理想ではありますが、それ以下でもまったく構いません。
そもそも摂取カロリー量を減らすための習慣ですから、週にたった1回や2回でも、「やらないよりはずっといい」のです。食事を控える時間も、16時間と明確に決まっているわけではなく、無理をする必要はまったくありません。
逆に「プチ断食よりも、もっと本格的に長期的な断食をしたい」というなら、必ず専門家の指導を受けることが必要でしょう。
ただ、「お腹が空く」という現象は、毎日の習慣から「いつも食事をとっている時間になると、自動的に食欲が高まる」という心理的な場合も多く、本当に空腹感を抱えているかどうかは疑わしいことも多いのです。
その場合、プチ断食が、習慣として当たり前に根付けば、まったくお腹も空かなくなっていきます。
胃腸の休息は非常に大事で、とくに体には「日周リズム」という周期があり、夜になると消化器官はお休みモードに入ります。その休み時間中に食事を入れると、カロリーは保存され、肥満になりやすい。だから、夜食は禁物とされるのです。
夜遅くまで働く現役のビジネスパーソンは、これまでだったら「夜間に何も口にしない」わけにいかない面はあったでしょう。
でも、リモートワークを始めたり、仕事を引退したりしてからは、ご自分でコントロールできる人は増えたでしょう。何より試しにやってみて、少しずつ今までの習慣を変えていけばいいのです。