イチローは45歳で引退を決断

桑原晃弥『圧倒的な力で世界を切り拓く 大谷翔平の言葉』(リベラル社)
桑原晃弥『圧倒的な力で世界を切り拓く 大谷翔平の言葉』(リベラル社)

五十代までの現役は不可能ではない。(『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』扶桑社文庫)

アスリートが何歳まで現役を続けられるかは、種目によって差があります。10代から世界で活躍し、20代で引退するスポーツがある一方、プロ野球の世界では39歳でホームラン王に輝いた山﨑武司や、50歳まで現役を続けた山本昌など、40代になっても現役としてバリバリ活躍する選手がいます。

イチローも50代までの現役を目標にしていましたが、フライボール革命(※)などの影響もあり、45歳で引退を決断しました。

大谷翔平もできるだけ長く野球を続けたいと願っており、50代までの現役は不可能ではないと考えています。

「野球はできるだけ長くやりたい」

「野球はできるだけ長くやりたいし、できる限りの成績を残したいし、そのために毎日毎日、今のうちから基礎体力をつけて、なるべくそれが落ちないようにやっていきたい」と話しています。

米大リーグドジャースの大谷翔平選手
写真=GETTY/AFP/時事通信フォト
米大リーグドジャースの大谷翔平選手(2024年4月5日)

大谷が実践している投打二刀流は体力的にもかなり負担が大きいはずで、何歳まで今のスタイルを通せるかはわかりません。

それでも、今後医療やトレーニングの技術が発達すれば、50代での活躍も不可能ではないでしょう。

「限界まで現役」を目指してあきらめないのが大谷のポジティブ思考なのです。

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