実は「シニア層」に多いカスハラ!

UAゼンセンでは、カスハラをおこなう年齢層の調査も実施。60歳代以上が48.5パーセントとおよそ半数となり、カスハラをする人はシニア層に多いという結果が出ています。この結果について、カスタマーハラスメントに詳しい、関西大学社会学部の池内裕美教授は、高齢者ならではの身体的・認知的機能の衰えが原因の1つではないかと指摘します。

高齢になると耳が聞こえにくくなったり、理解力の衰えから、何度も聞き直したり、大声になってしまうケースがあります。特に若い世代は高齢者層との日常的なコミュニケーションに慣れていない人も多く、ちょっと大きな声を出されると怒鳴られてしまったと恐怖心につながって、カスハラと判断されてしまう可能性もあります。