高齢になってからのがんは進行も遅い

65歳以上のいわゆる高齢者人口は、1985年には10%ほどでしたが、2022年には29.1%となっています。発病の割合としては変わらなくても、母数である高齢者の数が増えているので患者数も増加しているのです。

また、年齢が高い患者が増えると手術や抗がん剤なども利用しにくくなり、治療困難となるため大腸がんによる死亡も増えるというわけです。

年齢が上がってからかかるがんのことを「天寿がん」と呼んだりもします。高齢になってからのがんは進行も遅く、死因としては「大腸がん」と書かれますが、在宅医として多くのがん患者さんを診た経験からしても、そこまでしんどいものではありません。