親子一緒に食事メニューを考えて作ってみる

長期休暇で生活習慣が乱れてしまうのは、子どもも大人も一緒です。親子そろって生活習慣の改善に取り組んでみてください。

まず重要なのは、規則正しい睡眠リズムの維持です。毎日、同じ時間に寝起きする習慣をつけましょう。親が一緒に早寝早起きを実践することで、子どもも自然と規則正しいリズムを維持できます。

夜寝る前には、テレビやパソコン、スマートフォンなどを見るスクリーンタイムを控え、リラックスできる活動(読書、ストレッチなど)を親子で一緒に取り入れると効果的です。規則正しい睡眠リズムは、体内時計を整え、休み明けにスムーズに学校生活に戻ることがでるようになります。十分な睡眠は、子どもの集中力や気分の安定にも寄与します。

食事についてはこれまでも解説してきた通りです。親子で一緒にメニューを考えて、食事を作ってみてください。特に、野菜やタンパク質、鉄分を含む食品をバランスよく取り入れましょう。料理を通じて栄養について親子で学ぶこともできますし、食事を楽しむことで、家族のコミュニケーションが深まり、食事の時間がリラックスできる場になります。

日中は外に出ると、良いことだらけ

日中は、外での活動や運動を取り入れましょう。親子で散歩やサイクリング、スポーツなどのアウトドア活動を楽しむと良いです。また、家庭菜園やDIYなど、屋外での親子の共同作業もお勧めです。日中の活動は、身体的な疲労を促進し、夜に良質な睡眠を取るために役立ちますし、紫外線を浴びることでビタミンDの生成が促進され、気分の安定や免疫力の向上にもつながります。

家族で外出
写真=iStock.com/TATSUSHI TAKADA
※写真はイメージです

夏休みの宿題以外に、少しずつ学習の時間を設けることも効果的です。特に親子で一緒に読書をしたり、簡単な学習ゲームを楽しんだりすることで、楽しく学ぶ習慣をつけることができます。無理のない範囲で、定期的に学習する時間を設けることが重要です。

学習習慣を維持することで、夏休み明けの学習に対する抵抗感を減らし、学業にスムーズに戻ることができます。また、学習を通じて達成感を感じることで、自己肯定感が高まります。

最後におすすめするのが、親子で達成したい目標を立てることです。それが家族での旅行計画や、夏休みの宿題や工作などでも良いです。目標を達成したら、家族でお祝いする時間を持ちます。目標を設定し、それを達成することで達成感を味わうことができます。これは、自己効力感を高め、不登校の予防につながります。また、家族での成功体験を共有することで、家族の絆が深まることでしょう。

【関連記事】
【第1回】なぜジメジメすると頭が痛くなるのか…梅雨の時期に増える「気象病」対策で、医師が「日光浴」を勧めるワケ
マヨネーズにつけて食べると消化酵素が3倍増…キャベツの栄養を爆上げするのは「千切りorかじる」どちらか
「ナス科の野菜の食べ過ぎ」は絶対ダメ…人体にアレルギー症状を起こす可能性がある"身近な野菜の種類"
「10万人の胃腸を診た専門医が警鐘」日本人の約5割が毎朝食べている胃腸に最悪の"ある食べ物"
これほど健康にいい食べ物はない…高血圧、糖尿病、心不全の持病持ちの医師(64)が年に200回食べているモノ