ナトリウムイオンは大事な働きをしている

細胞は細胞外液という液に囲まれています。

柳澤綾子『身体を壊す健康法 年間500本以上読破の論文オタクの東大医学博士&現役医師が、世界中から有益な情報を見つけて解き明かす。』(Gakken)
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ナトリウムイオンは細胞外液に多く含まれている一方で、カリウムイオン(K+)は細胞内液に多く含まれていて、これらが行き来することによって発生する電位(電気的なエネルギー)や、細胞の中と外の濃さのバランスなどによって様々な信号が伝達されることで、細胞組成が成り立っていたりします。

ナトリウムイオンは、神経伝達物質としても大事な働きをします。熱いものを触った時などにも急いでその刺激を脳に伝えたり、脳から手や足を動かすように筋肉に命令を伝えたりするために、神経を伝ってゆく電気信号のやりとりに、このナトリウムイオンが必要なのです。