管制の現場では最先端技術が活躍中だが…

管制官の業務は複雑化しています。手元には便名や経路など情報を集約した運航票、その隣にはレーダー画面、その上には気象情報、どこを見ても装置が並んでいます。もちろん、外を見れば何機もの飛行機……そのなかで情報収集を行なわなければなりません。

無線の性質上、飛行機に対しては、1機に1度ずつしか指示できません。複数の飛行機が同時に移動(または飛行)しているのに、そのなかの1機を選んで指示することしかできないのです。これを「アナログすぎる」と評する世間の論調も増えたように思います。

今の世の中、管制官という職務も例外なくデジタル技術の活用が要請されているところであり、その先にしか、社会が目指している未来のかたちに辿り着けないのだろうと思います。DX(デジタルトランスフォーメーション)、あるいはAI(人工知能)の導入への、まさに過渡期にあるといえるのかもしれません。