健康診断を受けると老後がつまらなくなる
長生きを目的にすると人生はつまらなくなる、というのが私の持論。私は今年で77歳ですが、たとえ体調が悪くても毎日酒を飲むし、健康診断も受けません。楽しくもない人生を長く生きても仕方ありません。
池田清彦 Kiyohiko Ikeda 早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。1947年、東京生まれ。専門の生物学のみならず、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する100冊以上の著書を持つ。
老人になることは子どもに戻ることとも言えます。どちらも、未来のことを考えなくていいという点が共通しています。たとえば、5歳の子どもに将来どうなりたいかと聞いても、真面目に考えないのが普通です。大人が強制しない限り、今を犠牲にして未来のために努力するようなこともしません。今この瞬間を、遊んだり食べたりして楽しく過ごすのが子どもにとってはベスト。これは高齢者も同じです。
10年、20年も経てば、われわれのほとんどが墓にいるのだから、その時々で「今、一番やりたいこと」をすればいい。残された時間が少ない高齢者こそ、未来を不安に思う必要はなく、思う存分、楽しいことに打ち込める時間を迎えているのです。
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