「硬貨の入金」に手数料がかかるようになった

ゆうちょ銀行では、2022年1月17日以降、硬貨の預入に、枚数に応じた手数料がかかるようになりました。もちろん他の銀行や信金も同様です。そのため硬貨の取り扱いが多い社寺や駄菓子屋では、経営に影響を大きく及ぼすと課題になっています。場合によっては入金額より手数料の方が多くなるほどです。

ゆうちょ銀行の基準(2024年4月1日以降)だと101~500枚で手数料550円です。仮に101枚入金すると、次の手数料がかかります。

【硬貨の入金と手数料】
1円101枚=入金101円:手数料550円 ※手数料の方が多い!
5円101枚=入金505円:手数料550円 ※手数料の方が多い!
10円101枚=入金1010円:手数料550円

硬貨の入金に手数料がかかる現代において、1円や5円のおさいせん使用は控えるのが配慮。ケチり過ぎてはダメです。5円(ご縁)、15円(十分なご縁)、45円(始終ご縁)、115円(いいご縁)などが縁起のいい金額とされますが、硬貨の入金手数料がかかる現代では、もう忘れた方がいい情報だと思います。

筆者のおさいせん額は「最低50円から」

私は最低50円から。主祭神が祭られる拝殿は500円以上、他の小さなお社では50円か100円が多いです。手持ちがない場合は10円を入れる時もありますが、なるべく避けるようにしています。お札は封筒に入れて出すことが多いです。

筆者のお賽銭額は、主祭神が祭られる拝殿は500円以上、他の小さなお社では50円か100円が多い
筆者のお賽銭額は、主祭神が祭られる拝殿は500円以上、他の小さなお社では50円か100円が多い(写真=Astelus/CC-BY-SA-4.0/Wikimedia Commons

第2次世界大戦敗戦後の日本では、有名な社寺でも国家や自治体から寄進(寄付)はありません。税金が投入されないのですから、存続を支えるのは私財しかないのです。

この本のタイトルにもある「成功」を「じょうごう」と読むと、社寺などで臨時の出費がある時に私財を寄付すること。「成功者三人」は、神社の修理に私財を寄付して官位を得た人が3名いた、のような意味で古代は使われました。

人口減が急速に進む現在、社寺の存続は「成功者を増やすこと」にかかっています。

本書も、読者さんからひとりでも多くの成功者が出るよう、大事な知識や情報を全てお伝えしています。