天才が「秘書に向いている」と言った理由

振り返ると、私は面接時にこのようなことを言われました。

「君を採用するかどうかは僕が決めることではないんだけど、もし採用されたら秘書なんか向いているかもね。縁があったら、よろしくね」

松浪宏二『超一流の凡人力』(クロスメディア・パブリッシング)
松浪宏二『超一流の凡人力』(クロスメディア・パブリッシング)

秘書なんて、自分の人生とは無関係の仕事だと思っていたので、ポカンとしてしまったことを覚えています。

結局、最初はマーケティング部のマネージャーとして採用されたわけですが、それからすぐに⻆谷にくっついて回るようになり、今に至ります。

なぜあのとき私に「秘書に向いている」と言ったのか、実はまだ聞いたことがありません。でも、私の何らかのクセを見抜いて、そう言ってくれたのは確かです。

履歴書に書いてある通りの人なんてほとんどいないことを、天才は知っているのです。

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