「半日分」のゼロを作って集中力を持続させる

「付箋に書く」「大きな文字で書いて壁に貼る」など、物理的に見せて管理する方法だと、文字が目に入ることで集中の邪魔になったり、逆にいざ思い出したい頃には見慣れていて忘れてしまうこともあります。

集中している時間には目に見えない形で、管理できるツールがいいでしょう。

特定の期日が近づいたらリマインドされる機能もあるとベストですが、ノートで管理している方の場合も、スケジューラー・予定表と併用すれば大丈夫です。

予定を立てるにも「ゼロ」の余白が必要です。

ここ2週間のご自身のスケジュールを見直してみましょう。

仕事での残業や、人と長時間会う約束など、余白なくスケジュールを詰め込んでしまうと、1つひとつの作業に集中できなくなり、目標達成は遠のいてしまいます。

目の前の物事に集中できないということが続いたら、予定表にゼロの時間を意識的に入れてみましょう。

目標に対して集中力を持続させ、しっかり休んで休息を取るための時間の単位としては、「半日分」のゼロを作ることがおすすめです。

土日は4分の1ずつのブロックに区切る

ここでいうゼロは、全く予定がないことを指します。

米田まりな『やる気に頼らず、仕組みで結果を出す 一生使える「目標達成」の技術』(大和出版)
米田まりな『やる気に頼らず、仕組みで結果を出す 一生使える「目標達成」の技術』(大和出版)

友達とごはんを食べている時間や、ネイルサロンに行っている時間はゼロではありません。

自分の意志次第で、何に使ってもいい時間を指します。

短すぎては前後の予定の影響を受けやすいですし、逆に1日以上の休みが手に入るとレジャーへの欲が出てしまいます。

土日を4分の1ずつのブロックに区切り、「休息/家事/目標達成/人との交流」の4要素を当てはめてみましょう。

例えば、週末をこのような4ブロックにわけます。

①土曜午前=[目標達成]英語の課題に取り組む
②土曜午後=[家事&休息]掃除後、クリーニングを出して、散歩する
③日曜午前=[交流]大学時代の友人とブランチ
④日曜午後=[目標達成]仕事の新規プロジェクトのため、読書する

ぜひあなたも、土日の過ごし方を見直してみてください。

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