今がつらい自分に我慢をさせない

他の人からバカにされようが否定されようが、とにかく逃げたから、今、生きているという人は少なからずいます。

「逃げる」ことを無責任な言葉で邪魔する人は、逃げようとする人の人生の責任をとってくれるわけじゃないですからね。

「3年続けないとどこも雇ってくれないよ」とか「転職ばかりしてると職歴に傷がつくよ」なんていう人もいるかもしれませんが、そんなふんわりした理由で、今がつらい自分に我慢をさせないでくださいね。

自分の人生を好きに生きるのには、誰の許可もいらないのです。

オフィスでパソコンを見るビジネスマン
写真=iStock.com/kokouu
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もちろん100%、好きに生きるのが難しい人も多いです。

「子どもがいるから、そんな自由になんて無理です」
「貯金もぜんぜんないし、自分の生活の安定もあるから、そんな自分勝手には生きられません」

その気持ちも状況もわかります。好きに生きるってなかなか難しい部分もありますから。

でも、100%好きに生きるのは無理だったとしても、10%くらいなら好きに生きられると思えませんか?

「子どもがいてなかなか自由にはできないけど、夜30分だけ好きな本を読む時間をつくろう」
「お金に余裕はないけど、週1回だけはカフェで好きなコーヒーを飲もう」

というように「好きに生きる」時間をちょっぴりもてるといいですよね。

時には「逃げる」こと、「好きに生きる」ことも大切なんですよ。

助けを求めるのは弱いどころか「つよつよ」

何かトラブルがあったとき、がんばろうとしすぎてしまうことがあります。

たとえば、仕事の納期が間に合わないとき、「自分がなんとかしなきゃ」「私ががんばらなきゃ」と自分を追いつめてしまったり。

コミュニケーションの行き違いから親戚ともめてしまったときに、「私が悪いのかも」「もっとこうすべきだったかも」と行動すればするほどこじれたり。

冷静に考えれば、助けを求めたほうがいいのに、自分で抱え込んでしまうのはなぜでしょう。

それは「助けを求める」のに慣れてないからかもしれません。

小さいころからがんばりやさんだった人は、とくに「助けを求める経験」が足りていません。

あるいは助けを求めて叱られたりした経験から「助けて」と言えなくなってしまった人もいるでしょう。

ひょっとしたら、「助けを求めるなんて恥ずかしい」「できない人、弱い人がやること」なんて思い込んでいませんか?

助けを求めるのは弱いからじゃなく、なんとかしようって意志があるから。

あきらめてないんです。逆につよつよでしょ?

だから「自分で抱え込んでしまっているかも」と感じる人は「助けを求める練習」をしてほしいなと思います。