ひとり暮らしの人が突然死した場合、「飼い猫」はどうなってしまうのか。東京猫医療センターの服部幸院長は「水を飲める環境があれば、無事に発見される可能性があがる。5キロの猫が1週間生き延びるためには1.5リットルの水が必要になるため、その量を自動給水器で用意できるといい」という――。
猫との幸せな時間
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愛猫が1週間生き延びるために必要な水の量を知る

一人暮らしで猫を飼っていると、「自分に何かあったら、この子はどうなるんだろう……」という不安がつきものだ。外出中の事故や急病で家に帰れなくなったら、誰かに世話を頼むこともままならない。

そんなときのために、日頃からできる備えとはどんなものか。猫に特化した動物病院「東京猫医療センター」の服部幸院長は「まずは何より、水を飲める環境の用意です」という。

「人間と同じく、猫も水分補給がもっとも肝心です。水さえ飲めれば、飼い主にもしものことがあったとき、ほかの誰かが気づいてくれるまで生き延びられる確率がグッと上がります。猫にとって必要な水の量は、体重が5キロなら1日150〜200ミリリットル程度。1.5リットルもあれば1週間程度を乗り切れる計算です。自分の飼い猫の体重で計算してみてください」