だらだら惰性で人間関係を続けるのは無意味

友人や知人の人数が多ければ多いほどいい、人脈は広いほうが安心できる、と思ってはいませんか? だらだら惰性で人間関係を続けているのなら、たくさんの人とつながっていても無意味です。

本当に大事な人との関係を大切に育み、楽しむほうが、はるかに豊かな人生を送れるはずです。

自分にとってプラスにならない関係なら、なるべく角が立たないように、少しずつフェードアウトしていくようにしましょう。

とはいえ、なかなか簡単には整理できない人間関係もあります。

たとえば、仕事がらみの人間関係は、自分の意思や都合だけで整理することは難しいものです。その場合は、人間関係を整理する前に、ストレスの残り1割を占めている「環境」を整理することを考えてみてください。

自分の周囲のものを片づけて環境を整理すれば、9割の人間関係のストレスもおのずと減っていきます。不要なものを処分して環境がすっきりすることで、迷いはなくなります。

片づけに着手するのは面倒くさいと思うかもしれませんが、ストレスなく手をつけられそうなところから始めてみてください。片づけに集中しているうちに、余計なストレスも消えていくはずです。

環境が整えば、自律神経が高いレベルで整っているスマートで素敵な人たちが、周りに集まってくるようになり、人間関係のストレスも減っていきます。自律神経も整い、好調を維持できるようになることでしょう。

やることを書き出し「見える化」する

毎日忙しく過ごしていると、仕事やプライベートでやるべきことがどんどん溜まっていき、「あれをやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と常に時間に追われているような感覚になることはないでしょうか。

処理すべき作業が山積みの状態では、自律神経も乱れてしまい、パフォーマンスも落ちてしまいます。

抱えているタスクの量が多くなればなるほど、すべてのタスクを頭の中で整理しておくのは難しくなっていきます。日々増えていく仕事を整理するのにおすすめなのが、やるべきことをすべて書き出して「見える化」することです。

ポイントは、「長期」「中期」「短期」とカテゴリを分別して、その締め切り=日付も書き入れることです。

カレンダーを見ながらメモをする人
写真=iStock.com/sutlafk
※写真はイメージです

長期は1年~半年、中期が1カ月、短期は1週間、と分別します。やるべきことの優先順位がはっきりとわかり、その日の作業を整理することができます。

自分が今何をやらなければならないのか、どのくらいのタスクが残っているのか、目で見て判断ができるので、頭の中もすっきりします。

やるべきことをチェックし、順番に片づけていけば、おのずと仕事に追われることはなくなります。落ち着いた気持ちで一日を過ごすことができ、自律神経も整い、仕事の質量ともに自然と高まっていくのがわかるはずです。