LUUPの今後の展開は?

ここまで、都市論の観点からLUUPの拡大の背景、そして今後の展望を見てきた。まだまだLUUP自体が実証実験段階であることもあって未知数の部分もあるが、もしかすると、「都市のスキマ」を利用したポート設置によって「軒先空間の復権」を生み出していくかもしれない、というのが、筆者が思うことである。

もちろん、先ほども書いたように安全性の問題など解決すべきことは多く、また、海外では規制によって電動キックボードのシェアリングサービス自体が下火になっている事情もある。こうした安全性の問題や利用者のマナー向上は何よりも優先して対策されるべきであることは言うまでもないし、そうした対策があって、はじめて都市論的な視点からLUUPを評価することができることも確かである。

ただ、もしかすると日本におけるLUUPの拡大は、興味深い展開を迎える可能性も持っていることを指摘しておきたいのだ。

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