下処理が大変なタケノコをよかれと買って帰る暴挙

【妻のスイッチを押す言葉4】
妻が「今日、この服買ったの。どう?」と見せてくれた……

「似たような服、持ってなかったっけ?」

妻が買ってくる服の80%以上は「前に着ていたのと似たような服」です。ま、そこは夫の側も似たようなものなので、相手のことは言えませんけど。

妻としては自分の好みの範囲の中から、その服に「前に着ていた服とは明確に違うデザインや機能や用途」があると思ったから、購入を決断したわけです。そうじゃないとしても、そういう服が好きなわけなので、似たような服をまた買ってはいけない理由はありません。

新しい服を見せられて「どう?」と聞かれた場合、許される反応は「似合うよ」や「いいデザインだね」といった称賛の言葉だけです。「前にも似たような~」といった反応は、他意も悪気もない質問だったとしても、せっかく選んだ服を否定しているように聞こえるでしょう。

ほかにも本に興味がない人が本を好きな人に「その作者の小説、前も読んでなかったっけ?」と言うのも同様。この手の反応が重なると、やがて「この人にはもう何も話すまい」「夫に期待するのはやめよう」と思われてしまいます。

※夫の株を上げるひと言 「いい色だね」「オシャレなデザインだね」などと全体をホメたあとで、「このボタン、いいね」など細部をホメる

【妻のスイッチを押す言葉5】
「旬の味覚を楽しみたい。妻も喜ぶだろう」と考えて……

衝動的にタケノコを買って帰る

その気持ちは大いにけっこうですが、タケノコはいざ食べるまでの下処理がたいへんです。しかも、買ってすぐに下茹でしなければ、せっかくのおいしさも台なし。

タケノコの灰汁抜きのため、鍋にぬかを投入している手元
写真=iStock.com/Yuuji
※写真はイメージです

もし妻にやらせるつもりだとしたら、あまりにわがまますぎます。自分で大半をやるつもりだとしても、メニューの急な変更など、妻の負担は小さくはありません。

※妻が望んでいること 「今度の週末はタケノコを茹でようか。旬だしね」と提案した上で、自分が茹でて妻をもてなす