思い付きでアイスや冷凍食品を買ってはいけない理由

【妻のスイッチを押す言葉1】
「ご飯、できたわよ」と呼ばれて食卓についた途端に……

「今日はこれだけ?」

非難するつもりは毛頭なく、食卓を見て反射的に口にしただけかもしれません。しかし、用意した妻としては、自分が責められたと感じてしまうでしょう。

こう言われたら、妻はさぞ腹が立つはず。「じゃあ食べなくていい!」とキレられるだけならまだマシです。二度と食事を作ってもらえなくなる可能性もなくはありません。

※妻が喜ぶリアクション 品数が少なくてもそのことには触れず、「これ、おいしいね」と喜んで食べる

【妻のスイッチを押す言葉2】
妻に「このカレイの煮つけ、どう?」と尋ねられた……

野球中継を見ながら「おいしいよ」と返す

カレイの煮付け
写真=iStock.com/Promo_Link
※写真はイメージです

野球中継に限らず、どんな番組でも新聞でも同じことです。妻が「どう?」と聞いてくるのは、上手に作れた自信があるから。まったく気持ちを込めずに「おいしいよ」と返したら、確実に怒りのスイッチを押してしまいます。

まずはテレビや新聞から目を離して、妻の渾身のひと皿と向かい合い、あらためて満足そうに味わいましょう。

※妻が望んでいること 「おいしいね! どうやって作ったの?」と、賞賛の言葉を念入りに浴びせかける

【妻のスイッチを押す言葉3】
冷凍庫がパンパンでしかも似たものがまだあるのに……

思い付きでアイスや冷凍食品を買ってくる

結婚生活においては、「よかれと思って」の行動が裏目に出る場面が少なくありません。立ち寄ったスーパーで、アイスや冷凍食品が特売になっていました。「買っていけば妻が感激するに違いない」「夫としての株が上がるはず」――。そんなバラ色の未来を想像しながら、「どうせならまとめて買っておくか」とたくさん買い込んで意気揚々と帰路に。

しかし、家に帰って妻に買った品々を見せた途端、それまでの甘い想像は見事に打ち砕かれます。「冷凍庫がいっぱいなのに、こんなに買ってきてどうするの!」「冷凍うどん、まだたくさんあるのに!」と激しく非難されました。

カチンと来て「せっかく買ってきたのに!」と不機嫌になったら、事態はさらに泥沼化します。「よかれと思って」の行動でしたが、妻の非難はもっとも。悪かったのは、冷凍庫の状況を把握せずに買い物をしてきた自分の側です。まずは素直に「ごめん」と謝ったあとで、冷凍庫にスペースを作るために何を先に使うかを夫婦で話し合いましょう。

※妻が望んでいること 買う前に「○○が安くなってるけど、買っておこうか?」と連絡を入れる。日頃から冷蔵庫の状況を把握しておくことも大切