II.分ける練習

解決策を見やすくするため、大きな問題を小さな問題(や要因)に分ける練習をしてみましょう。

[Q1]上司から指示されて文書作成を行う場合、ミスが発生する原因にはどのようなものがあるか、列挙してください。

[Q2]一般に、会社において社員の意欲に影響を与えるものにはどのようなものがあるか、列挙してください。

III.広げる練習

人は無意識のうちに「これはできない」と決めつけ、自己の行動の幅を狭めていることがあります。これを克服する練習をしましょう。

Dさんは大手企業に勤めていますが、会社が旧態依然としていることを、いつも嘆いています。それを聞いた友人が「じゃあ社長に直接提案書でも出せばいいじゃない」とDさんに言ったところ、Dさんは「……そんなことはできないよ」と言いました。

[Q1]Dさんは、なぜ「そんなことはできないよ」と言ったのでしょうか。その理由を推測し、列挙してください。

[Q2]あなたがDさんであったら、実際に社長に提案書を出しにいくでしょうか。いかないとすれば、その理由は何でしょうか。

[Q3]Dさん(もしくはQ2で「いかない」を答えた場合のあなた)の考えは、正当でしょうか。「出しにいくことに何ら問題はない」との立場から、Dさん(または自分自身)の考えに反論してください。

IV.切り替える練習

過去の失敗や、すぐには解決できない問題に悩むときは、頭を切り替え、「眼前のなすべきこと」に集中することが大切です。その練習をしてみましょう。

[Q1]下記の状況下で、「眼前のなすべきこと」に意識を集中するよう、自分に対し「~に集中しよう」という表現で語りかけてください。

(1)X商事からの受注獲得に失敗した…… 
→(              に集中しよう)

(2)課長に3回も提案したが、すべて却下された…… 
→(              に集中しよう)

(3)来月の資格試験、落ちたら大変なことになる…… 
→(              に集中しよう)