「シャンパンスノー」を楽しめる妙高スキーエリア

<妙高スキーエリア>

次なる候補地は、妙高スキーエリアだ。妙高スキーエリアは、主に9つのスキー場(赤倉観光リゾートスキー場、赤倉温泉スキー場、妙高杉ノ原スキー場、斑尾高原スキー場、タングラムスキーサーカス、アルペンブリックスキー場、関温泉スキー場、ロッテアライリゾート、休暇村妙高ルンルンスキー場)から成る。標高差、コース数、リフトの数、最長滑走距離などで日本最大級のスキーエリアである。

妙高は「シャンパンスノー」と呼ばれる雪質を誇り、世界屈指の豪雪地帯のため、年間降雪量16メートルを誇り日本のスキー場の降雪量ランキングでは常に上位にある。東京から車で約3時間、東京駅から妙高高原駅までは約2時間半だ。

東京駅
写真=iStock.com/StockByM
※写真はイメージです

コロナ禍前からオーストラリア人を中心に人気だった

西武ホールディングスは2023年11月、妙高杉ノ原スキー場をシンガポールの不動産投資ファンドのペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)に売却した。

シンガポール政府投資公社(GIC)の日本支社代表を務めたケン・チャンPCG代表によると、妙高エリアに、米国のベイルやフランスのクーシュベルのような世界的なラグジュアリースキーリゾートを創るという。PCGはすでに妙高高原周辺地の他、2022年には斑尾高原スキー場も買収済みであり、妙高杉ノ原スキー場と斑尾高原スキー場を中心とした一体的な開発が可能となる。投資総額は、約10年で約14億ドル(2100億円)を見込んでおり、2026年までに、外資系ブランドホテルを新設する計画だ。

日本経済新聞(2023年10月28日)によると、シンガポールのソネバホールディングスは、2027年にも日本でヴィラタイプのリゾートホテルを開業する計画だという。妙高市でも土地を取得する計画であり、スキーを楽しむ海外富裕層を主要顧客に想定し、1泊25万円以上を見込むという。

妙高は、コロナ禍以前から、既にオーストラリア人を中心に人気のスキーリゾートとなっており、外資系資本の相次ぐ投資により、ブランド化の流れが加速しそうだ。