まだ間に合う子育てメソッド

子育てでやってはいけないことは、先回りをすることです。「宿題はしたの?」「明日の用意は?」なんて、いちいち言っていませんか?

なぜ先回りをしてしまうのか、それはわが子への「信頼」が足りないから。子育ては、「心配」を「信頼」に変えていくことと心得てください。

生まれたばかりの子供に対する親の気持ちは100%が「心配」です。何もできない子供を心配するのは親として当たり前。でも、3歳くらいになると、自分で着替えたり、ちょっとしたお手伝いができたりするようになります。そうすると「心配」が85%、「信頼」が15%ぐらいでしょうか。

そんなふうに子供が成長するにつれて、だんだんと「心配」から「信頼」に変えていく。20歳で「信頼」が100%になることを理想とすると、10歳での「信頼」は50%くらい。中学校に上がったら、一人で旅行に行かせてみるなど、親のほうが頑張って「信頼」を増やしていく必要があります。

そう、「信頼」は、親が増やしていくものです。子供の成長を待ってから「信頼」するのではなく、「きっとあなたはもうできる」と、親が覚悟を決めるのです。「今は宿題をしていないけれど、あなたならそのうちできるようになるよね」という言葉を、勇気を持って口にしましょう。そして手を引く。

するとどこかの時点で、子供が自ら勉強する姿を見られる日がきます。「心配」を「信頼」に変えていくために、次の九つのメソッドを試してみてください。

1 朝時間を楽しく

必要な睡眠時間は小学生だと最低9時間、中学生は8時間ですが、やみくもに早く寝なさいと言っても、夜遅く寝る習慣のついている子は寝ないので、早く起きることから始めましょう。

「朝早く起きたらゲームOK」など、朝時間を楽しいものにしてみてください。

2 手出し口出しは我慢

親はよかれと思って、子供がよくなるように口を出したり、手を出したりしますが、すべてむだです。特に子供が小学校高学年以降なら「我慢して待つ」の一言につきます。子供が勉強したいと思って自分から動き出すのを待つことです。

3 正論を言わない

子供が「学校に行きたくない」とつぶやいたときに、親は「学校に行かなかったら、世の中で不利なことがあるから行きなさい」なんて、正論を吐きたくなります。もちろん、それは正しいですが、それを伝えても思春期の子たちが素直に聞くはずもありません。

「そっか、行きたくないんだ」と共感してやればいいのです。